奄美大島の南端、瀬戸内町の「グランドデザイン策定プロジェクト」の有識者委員に就任しました!瀬戸内町は、日本で唯一、海峡のある町。美しい海が自慢の自治体です。グランドデザインは、2050年を見据えたサステナブル(持続可能)なコミュニティづくりのためのビジョンです。豊かな海、暮らしやすい街を次世代にバトンパスするための未来志向の取り組みです。
瀬戸内町も例に漏れず、人口減少と少子高齢化がコミュニティのサステナビリティ上の最大の課題です。人口減少はすでに反転はできないところまで来ていますから、気候変動と同じように対策の枠組みは「緩和」と「適応」です。若年女性がなるべく地域にとどまる、もしくはUターンする、他の地域からの移住者を増やすことによる「緩和」と、生産年齢人口が少ない状態で地域社会・経済を維持していけるような仕組み・考え方に変えていく「適応」。両方とも、ジェンダーの視点が最も有効的です。
町役場の若手職員の皆さんとも懇談しましたが、口を揃えて「若い人がいなくなっている」「子どもが減っている」ことに対して、行政パーソンとしても、住民としても、危機意識を抱いていました。どうすればあらゆる人たちが暮らしやすい、あらゆる人たちの発想が生かされるコミュニティを作っていけるか、お手伝いできればなと思いました。
さて、有識者委員は5名で構成されていますが、私以外は全員、環境の専門家。会議でも、その後の視察でも、海洋資源のこと、プラスチックごみのこと、ブルーカーボンのことなどなど、色々なお話を聞いて、とても勉強になりました!奄美大島は初めてでしたが、大満喫。ワーケーションで長期滞在してみたいです。
奄美新聞に掲載されました
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